チャリチャリサイクリング(後編)
f0174485_18154097.jpg 前回の更新から1週間が経ちました。ムラヤマ歯科での研修もラストスパート。では、先週の続きをどうぞ。前回のあらすじとしては、マウンテンバイクは山頂に到着しいざオフロードというところからお話が始まります。
すぐ右は崖。ちょっといくとすぐ左は崖。「ヒトとして通らなくてもいい道だろう」そう心の中でつぶやきながら細く険しい獣道をマウンテンバイクで降りていきました。まるで今後の歯科医師として成長していく道程のようであり、ここをクリアーすれば今後の歯科医師人生もクリアーできるんじゃないかという錯覚に陥るようでした。さすがに初体験で、崖すれすれを走るだなんて聞いておらず、スリルという言葉を少し懐かしく思いながら地面に過酷なまでに集中した自転車運転をしていました。
 そんな獣道with崖を研修医の村山先生は「ヒトとしてオカシイ」スピードで「ヒトとしてオカシイ」体勢and高さで激走しておりました。そんな村山先生を見ていたら、ヒトの限界値というものの果てしなさを感じました。練習、経験、予測。今の僕に大切な何かを感じ取った瞬間でした。
 いくつもの難関を乗り越え、ようやくオフロードを抜けたときにはちょっとした安堵感がありました。村山先生からよくできたんじゃないといっていれました。もう少し自然とシンクロできたらアグレッシブな攻めが出来たのではないかと儚く思っていました。
f0174485_14312768.jpg 雨でぬかるんだ道。激しい数の蜂や蜘蛛。行く手を遮る木々。困難を視覚的にとらえそれを現実化させまいとする精神的葛藤に少しだけ酔いしれていたかもしれません。苦しいことは嫌いです。誰もがそう思うでしょう。中には苦しい後は楽が待っているから好きだという天邪鬼もいることでしょう。でもどちらでもいいです。結局、僕にとって苦しいことへの処方箋というものを自分の中で組み立てられた大事な大事な旅行であったと実感しております。
 研修医生活は楽ではありません。院長は歯科治療には厳しいです。指摘され正直気持ちが沈むときもあります。でも、ムラヤマ歯科での研修が終了するに近づき、どれだけ僕は院長からたくさんのことを教えていただいたのだろうかと実感しています。まだまだ教えていただきたいことはたくさんあります。その中で、一番大きな収穫だと思うことは自分がどのような歯科医師になるのかというフィロソフーの確立であったと思います。院長の背中を見て、衛生士さんの背中を見て、技工士さんの背中を見て、受付さんの背中を見て・・・。歯科医師としての確かな一歩をこの富山の地で歩き出せたと僕は思います。院長をはじめスタッフの皆様には深く感謝しております。本当にありがとうございました。

新潟大学研修医 大倉直人emoticon-0102-bigsmile.gif
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by murayama-dental | 2008-09-29 18:32
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